(news)2003年8月26日

ドラムブレーキから有り得ない軽快な異音が!!!
ドラム解体(第1部)




今年の4月からこの2CVに事情が有って乗っていますが、
これまでにも色々手を入れて走れる状態にしていましたが、
前日とこの日の2日間で、手に入れてから念願の修理を完了しました。
念願と言っても故障していたからやむを得ずですが、、、。

上記写真に有るように、
やっとこさ48時間で、ステアリングギアボックスのレストア含め、
前足回りの修理を終えて、筑波のガレージをでて都内に入り、
首都高を降りたあたりから、「カラン!カラン!」と軽快な音が左リアドラム
の辺りから定期的にするようになりました。
誰でもそうだと思いますが、重整備の後は、暫くはグリスで手を汚したく
無いものです、、、。途中、何度も止まって様子を見ましたが、
路上では何も出来ないので、高速出口からウチまでは、裏道で
1kmくらいでしたから、そのまま帰宅。
取りあえず、今回修理した前足回りは問題無しと!
で、またトラブルとは、トホホ、、、。

この車は、長年の間シトロエンに強いと言われる業者にだしていたのですが、
前オーナーは、この10年で何百万もお金を使っていた個体とは
思えない、整備し甲斐のある2CVです!!!

で、夜中の午前0時半、ジャッキアップしてタイヤを空転させると
あの「カラン!カラン!」が!!!
私の認識では、ドラムブレーキからこのような音はし得ないので、
遅かったのですが、原嶋さんに電話!
氏も、有り得ないでしょうとのことで、一緒にばらしてみる事にしました。
結果は、プロにあるまじきあきれるような実態が、、、。
(ご注意)
こう申し上げたのは、一部の業者批判をすることが目的では無く、
そういうプロの方もいるのでご注意下さいとお伝えしたい旨ご理解下さい。
ですので、業者名等一切公開予定はございません。

(その1) その2) (その3) (その4) (その5) (その6

タイヤを外してみると、

な、な、なんと、、、。

リングナットが、落ちました、、、、、。

これには、二人とも飽きれて声も出ず、、、。

ココは、通常ポンチやタガネで腕が腱鞘炎

になるほど叩いて、ずらして、はずす部分なのですが、

そこには、信じられない光景が、、、。

←まさに、勝手に外れたその直ぐ後の写真です。

こういう整備をやっちゃう業者さんが、都内にあるんです。
ご注意下さい。
余談ですが、
ココのリングナットならまだ少しは良いでしょうが、
44mmのナットが緩んでしまう例がございました。
こちらもとある整備工場でやられたものですが、44の方は、
命にかかわる危険があります。
簡単に言えば、いつでもタイヤがハブ(ドラム)ごと外れる事があるのです。

どちらも「35から40kgf m」のトルクで締めつけてある場所です!
ありえないんだけどなあ、、、。
私のような「2CV整備士5級」クラスでも、、、。笑
あ、笑えないか、、、。

「リングナット」

黒い塗装があったようですが、

用賀から自宅、自宅から都下までの道のりで、

すっかりキズだらけに。

ホイールの内側で、低速時転がっていたからです。

高速時には、遠心力で固定!?されてました。

通常、リングナットは再利用不可!と言われていますが、
これは、上の写真のお皿みたいな、ドーム球場の屋根みたいな部分を
破いて中の44mmにアクセスする為です。
変形を防ぎつつ、地道にリングナットの2ヶ所ある溝を丁寧に叩けば、
問題なく再利用できます。
新品の予備があれば、それを使うに越したことは有りませんが。
それから、
一応、便宜上、丁寧に叩けば!と書きましたが、
通常丁寧に叩いても少しもずれないほどしっかりとまっている部分です。

飛び散ったグリスでドラムの外側は、

真っ黒に、、、。

塗装も黒いですが、、、。笑
44mmのハブベアリングの「ロックナット」です。

ココは、腰が砕けるようなトルクで締めこむ

部分ですし、矢印の部分には、緩み止めの

ナット自体を変形する場所まで付いているのですが、

前述した通り、走行中にナットを外してしまう整備を

される方も居ますので、ご注意を!
いきなり、この折り目をそのままにナットを回すと

確実にネジ山を痛めますので、貫通ドライバーの

マイナスやポンチを使ってある程度まで

元の形に戻しましょう!
ある程度ナットの外れ止めを戻したら、

トルクをかけて、巨大ラチェットとパイプを使い、

テコの原理で、緩めます。左は、サスアームが浮いて

しまうので、木のブロック(通常2CV純正装備)を

使いながら、外します。この時、車がゆれるので、

写真の様に、車の下のシャシにしっかり馬をかませ

ましょう!!!
ほい!

はずれました。

ここまでが、一番大変な作業です。
こちらは、鎌田先生にお借りした44mmのソケット

と巨大ラチェット。

私も「2CV整備士4級」に合格したら、お祝いに

買おうかな!

コレが無いと、まずドラム内にアクセス不可です。
ドラムを外す時には、矢印のように、マイナスドライバー

を、隙間に刺し入れて、口ごに少しずつずらしながら、

外すと良いです!<大先生ゆずり!

間違っても鉄ハンマーで叩き出すのは止めましょう!

この時、ドラムが外れると中のベアリングのアウター側

が、飛び出てきますので、間違い無く埃まみれになる

ので、ご注意下さい。一番無難なのは、キャップ付きの

リングナットを軽くはめておくこと。


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